うつ病の歴史

お知らせ

 

古代

古代ギリシャ

  • ヒポクラテス(紀元前4世紀)が「メランコリア」と呼んだのが始まりです。

  • 体液説(血液・粘液・黄胆汁・黒胆汁)のうち、黒胆汁が多いと憂うつになると考えられていました。

古代ローマ

  • 医学的な病気として扱われ、食事・休養・会話などの治療が行われました。


中世

  • ヨーロッパでは宗教的解釈が強まり、

    • 「信仰心の欠如」「悪魔の仕業」
      とされることも多かったです。

    • 医学よりも宗教や道徳の問題として扱われ、偏見が強かった時代です。


近世(16〜18世紀)

  • ルネサンス以降、再び医学的・哲学的に研究され始めました。

  • 憂うつは知的・芸術的気質と結びつけられることもありました。


19世紀

  • 近代精神医学の誕生。

  • ドイツの精神科医クレペリンが、

    • うつ病(躁うつ病を含む)を体系的に分類しました。

  • 「性格」ではなく病気という考えが強まりました。


20世紀

  • フロイト:無意識や喪失体験との関係を重視(精神分析)。

  • 生物学的研究が進み、

    • 脳内物質(セロトニンなど)遺伝要因が注目されます。

  • 1950年代以降、抗うつ薬が登場しました。


現代(21世紀)

  • うつ病は

    • 生物学的要因、心理的要因、社会的要因が絡み合う多因子の病気と理解されています。

  • 薬物療法+認知行動療法+精神療法などの併用治療が主流です。

  • スティグマ(偏見)を減らす動きが世界的に進行中しています。