休職中は「ただ休むだけ」ではなく、少しずつ生活や心身の調子を整え、社会復帰へ向かう“リハビリ期間”でもあります。
特にメンタル不調では、急に頑張りすぎると再び悪化することもあるため、段階的な回復が重要です。
① まずは「しっかり休む時期」
最初は無理に活動せず、睡眠・食事・安心感を優先します。
- とにかく寝る
- 会社のことを考えすぎない
- SNSや仕事連絡を減らす
- 「回復が仕事」と考える
この時期によくある症状
- 朝起きられない
- 動悸・吐き気
- 涙が出る
- 集中できない
- 強い不安感
無理に「元気になろう」としすぎないことが大切です。
② 生活リズムを整える時期
少し落ち着いてきたら、昼夜逆転を改善し、日常生活を整えていきます。
具体例
- 毎朝同じ時間に起きる
- 朝日を浴びる
- 散歩をする
- 食事時間を固定
- 入浴を習慣化
ポイント
最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。
例えば:
- 今日はカーテンを開けられた
- 5分散歩できた
- コンビニへ行けた
これも立派な回復です。
③ 少しずつ「活動量」を増やす
回復してくると、徐々に「外に出る」「人と関わる」練習をします。
例
- カフェに行く
- 図書館へ行く
- 電車に乗る
- 買い物する
- 軽い運動
「疲れすぎない」が重要
リハビリでありがちなのが、
「今日は調子いい!」
→ 無理して動きすぎる
→ 翌日動けなくなる
というパターンです。
“少し物足りないくらい”がちょうど良いことも多いです。
④ 復職リハビリ(実践段階)
復職が近づくと、「働く感覚」を少しずつ戻します。
よくある練習
- 朝の通勤時間に外出
- PC作業を1〜2時間
- 新聞や読書で集中練習
- 模擬出勤
- リワークプログラム参加
リワークとは?
復職支援プログラムのことで、
- 生活リズム改善
- 集中力訓練
- 対人コミュニケーション
- ストレス対処
などを行います。
⑤ 焦りとの付き合い方
休職中は、
- 「早く戻らなきゃ」
- 「周りに迷惑をかけている」
- 「自分だけ取り残されている」
と焦ることがあります。
しかし、回復には個人差があります。
特にうつ状態では、
- 「頑張りすぎ」
- 「責任感の強さ」
- 「真面目さ」
が背景にあることも少なくありません。
⑥ 回復のサイン
以下は比較的よくみられる「回復傾向」です。
心の変化
- 少し笑える
- 興味が戻る
- 不安が減る
身体の変化
- 朝起きやすい
- 食欲改善
- 疲れにくい
行動の変化
- 外出できる
- 人と話せる
- 集中できる
⑦ 復職後も「再発予防」が大切
復職はゴールではなく“再スタート”です。
再発予防の例
- 残業を減らす
- 睡眠優先
- 相談相手を作る
- 完璧主義を少し緩める
- 定期通院を続ける
「以前と全く同じ働き方」に戻そうとすると、再び無理が積み重なることもあります。
まとめ
休職中のリハビリは、
- 休む
- 生活を整える
- 少し動く
- 働く練習をする
- 再発予防する
という流れで、段階的に進めることが多いです。
大切なのは、
- 焦らない
- 比べすぎない
- 無理しすぎない
ことです。


