産業医とは、会社で働く人の「健康」を守る医師のことです。
特に、
- 長時間労働
- ストレス
- メンタル不調
- 過労
- 職場環境
などに関わり、社員が安全に働けるよう支援します。
日本では、一定規模以上の会社で選任が義務化されています。
① 産業医の主な役割
健康管理
健康診断結果を確認し、
- 血圧
- 糖尿病
- 睡眠不足
- メンタル不調
などのリスクをチェックします。
② 長時間労働のチェック
残業が多い社員には、産業医面談が行われることがあります。
例えば:
- 月80時間超の残業
- 強い疲労
- 睡眠不足
- メンタル不調
などです。
面談で聞かれること
- 睡眠
- 食欲
- 不安感
- 仕事内容
- 人間関係
- 出勤状況
などです。
③ メンタルヘルス対応
近年、産業医の役割として非常に増えているのがメンタル対応です。
よくある相談
- うつ状態
- 適応障害
- 不安障害
- パニック症状
- 出社困難
- ハラスメント
産業医は「会社側の医師」?
ここは誤解されやすい部分です。
産業医は会社に所属していますが、医学的立場から中立的に判断する役割があります。
例えば、
- 無理な復職を止める
- 休職継続を提案
- 業務軽減を提案
することもあります。
④ 休職・復職のサポート
休職中や復職前に、産業医面談が行われることがあります。
復職判断でみること
- 朝起きられるか
- 通勤可能か
- 集中力
- 再発リスク
- 勤務時間に耐えられるか
よくある段階復職
- 最初は短時間勤務
- 残業なし
- 軽作業から開始
など、段階的に戻すことがあります。
⑤ 職場巡視も仕事
産業医は職場環境も確認します。
例えば:
- 空気環境
- 温度
- 騒音
- 危険作業
- 長時間座りっぱなし
などです。
⑥ 産業医面談でよく不安になること
「会社に全部伝わるの?」
産業医には守秘義務があります。
ただし、
- 就業制限が必要
- 休職が必要
- 配慮が必要
など、勤務上必要な情報は会社へ共有されることがあります。
通常は、
- 病名を細かく全部伝える
- 個人的内容を全部話す
とは限りません。
⑦ こんな時は早めに相談
以下がある場合は、早めの相談が大切です。
- 朝起きられない
- 出社前に吐き気
- 涙が止まらない
- 動悸
- 不眠
- ミス急増
- 遅刻増加
⑧ 産業医と主治医の違い
| 項目 | 産業医 | 主治医 |
|---|---|---|
| 所属 | 会社 | 病院・クリニック |
| 目的 | 働く安全性 | 治療 |
| 判断 | 就業可否 | 診断・治療 |
| 業務 | 面談・職場改善 | 診察・処方 |
両者の連携が重要
主治医が「まだ休養必要」と考えていても、
会社側との調整が必要になることがあります。
その橋渡し役として産業医が入ることもあります。
まとめ
産業医は、
- 社員の健康を守る
- 過労を防ぐ
- メンタル不調に対応
- 安全に復職を支援する
など、「働く人を守る医師」の役割を担っています。
特に近年は、メンタルヘルスや休職・復職支援の重要性が大きくなっています。


