生活保護で働かない人が増えているのか?③

1️⃣ うつ・適応障害は「就労判断が非常に難しい」

精神疾患の中でも

  • うつ病
  • 適応障害

は、身体疾患のように客観的な指標が少ないのが特徴です。

例えば

身体疾患

  • 骨折 → レントゲン
  • 心不全 → 検査数値

精神疾患

  • 本人の主観症状
  • 行動観察

に大きく依存します。

そのため医師でも

  • 本当に働けないのか
  • 働けるが回避しているのか

の判断が非常に難しいと言われています。


2️⃣ 「適応障害」は仕事復帰が難しいケースが多い

適応障害の特徴は

  • 特定の環境ストレスで症状が出る

です。

典型例

  • 職場
  • 上司
  • 人間関係

問題は

👉 職場を離れると症状が軽くなる

ことです。

その結果

  • 働けない
  • でも日常生活はできる

という状態が起きやすく、医療側も判断が難しくなります。


3️⃣ 長期離職で「就労回避」が固定化する

精神科でよく言われるのが

離職期間が長いほど復職率が下がる

という現象です。

例えば

  • 3か月離職 → 復帰しやすい
  • 1年以上離職 → 復帰率が大きく低下

生活保護が始まると

  • 生活の最低ラインが確保される
  • 就労プレッシャーが減る

結果として

社会復帰がさらに難しくなるケースがあります。


4️⃣ 医師が抱えやすいジレンマ

精神科・内科の先生からよく聞くのは

  • 医学的には「軽症〜中等症」
  • でも「就労可能」と書くと患者が悪化する

というジレンマです。

逆に

  • 「就労困難」と書く
    → 長期保護になる可能性

医師が社会保障のゲートキーパーになってしまっている問題があります。


5️⃣ 現場でよく使われる対応

医療側でよく行われているのは

完全就労不可ではなく段階的就労

  • 就労移行支援
  • 作業所
  • 短時間バイト

などです。

ただし現実には

  • 本人が拒否
  • 支援機関が不足

という問題も多いです。