抗うつ薬は種類ごとに「効き方」と「向いている症状」が少しずつ違います。
代表的な分類を、実用的に使える形で整理します。
① SSRI(最もよく使われる)
✔ 特徴
- セロトニンを増やす
- 副作用が比較的少ない
- 第一選択になりやすい
✔ 向いている
- 不安が強いタイプ
- 軽〜中等度のうつ
✔ 代表例
- パキシル
- レクサプロ
- ジェイゾロフト
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「まずここから始める」基本薬
② SNRI(意欲低下に強い)
✔ 特徴
- セロトニン+ノルアドレナリンを増やす
- SSRIよりやや作用が強い
✔ 向いている
- やる気が出ない
- 倦怠感が強い
✔ 代表例
- サインバルタ
- イフェクサー
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「落ちたエネルギーを底上げ」
③ NaSSA(眠れない人に有利)
✔ 特徴
- 鎮静作用(眠くなる)がある
- 食欲改善も期待
✔ 向いている
- 不眠が強い
- 食欲低下がある
✔ 代表例
- リフレックス(ミルタザピン)
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「休める状態を作る薬」
④ 三環系・四環系(昔からある強めの薬)
✔ 特徴
- 効果は強い
- 副作用も出やすい(口渇・便秘など)
✔ 向いている
- 他の薬で効果が不十分な場合
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「効くが扱いに注意」
⑤ 新しめの薬(少し特殊)
✔ 例
- トリンテリックス(ボルチオキセチン)
✔ 特徴
- 認知機能(集中力など)にも配慮
- 副作用が比較的少なめ
⑥ 実際の選び方(ここが重要)
✔ 医師が見ているポイント
- 不安が強い → SSRI
- 無気力が強い → SNRI
- 不眠が強い → NaSSA
👉 ただし実際は
「副作用とのバランス+相性」で調整
まとめ(シンプルに)
👉 抗うつ薬の違い
- SSRI → 安全性高い・不安向け
- SNRI → 活力アップ
- NaSSA → 睡眠・食欲改善
- 三環系 → 効果強いが慎重
- 新薬 → バランス型
👉 一番大事なこと
「どれが正解」ではなく「合うかどうか」


