生活保護で働かない人が増えているのか?①

 

① 生活保護は「増え続けているわけではない」

日本では生活保護受給者は
2015年ごろをピークに、近年はむしろ横ばい~減少傾向です。
そのため「どんどん増えている制度」というわけではありません。

ただし、申請件数は最近少し増えているというデータもあります。
例:2024年度の申請は 約25万9千件(前年比+3.2%)


② 「働かない人が増えた」というイメージの原因

主な理由は3つです。

1️⃣ 高齢者が多い

生活保護受給者の中で一番多いのは
**高齢者世帯(約55%)**です。

つまり

  • そもそも働けない
  • 年金だけでは生活できない

という人が多いです。


2️⃣ 働いていても貧困(ワーキングプア)

最近は

  • 非正規雇用
  • 低賃金
  • 家賃の高騰

などで、働いていても生活が厳しい人も生活保護を利用します。

つまり
👉「働いていない人だけの制度」ではないです。


3️⃣ メディアやSNSの影響

ニュースでは

  • 不正受給
  • 特殊なケース

が強調されることが多いので、
「働かない人が増えている」という印象が強くなりやすいと言われています。

実際には不正受給は全体のごく一部です。


③ 研究結果:生活保護で働かなくなる?

研究では

  • 給付が増えても
  • 就労が大きく減る証拠はほとんど確認されていない

という結果が多いです。


まとめ

生活保護の実態

  • 「働かない人が増えている」わけではない
  • 受給者の多くは 高齢者
  • 低賃金・非正規雇用など社会構造が原因
  • 働いていても利用する人もいる