**摂食障害**は、食事や体重に対する強いこだわりによって心身に大きな影響が出る精神疾患の総称です。代表的なものに 神経性やせ症(拒食症) や 神経性過食症(過食症) などがあります。
原因は1つではなく、心理・社会・生物学的要因が複雑に絡み合うと考えられています。
主な原因
1. 心理的要因
- 自己評価の低さ(自分に自信がない)
- 完璧主義や強い自己コントロール欲求
- 強いストレス、不安、抑うつ
- トラウマ体験
2. 社会・文化的要因
- 「痩せていることが美しい」という社会的価値観
- SNSやメディアの影響
- 家族関係や学校・職場でのストレス
3. 生物学的要因
- 遺伝的要因(家族内で起こりやすい)
- 脳内の神経伝達物質(セロトニンなど)のバランス
- 思春期などホルモン変化
主な治療方法
1. 心理療法
もっとも重要な治療です。
- 認知行動療法(CBT)
食事や体型に対する歪んだ考え方を修正する。
- 家族療法
特に思春期の患者で効果が高い。
- カウンセリングや精神療法
2. 栄養療法
- 栄養士の指導で正常な食事パターンを回復させる
- 体重回復(拒食症の場合)
3. 薬物療法
必要に応じて使用。
例:
特に過食症や抑うつ症状が強い場合に用いられます。
4. 入院治療(重症の場合)
以下の場合は入院が必要になることがあります。
回復のポイント
- 早期治療がとても重要
- 家族や周囲のサポート
- 心理療法の継続
多くの人が適切な治療で回復可能です。