「寝ても寝ても眠い」はうつ病のサインかもしれません
うつ病 というと、
- 不眠
- 早朝覚醒
を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし実際には、
「過眠(寝すぎ)」
も、うつ病でみられる重要な症状の一つです。
特に若年者や比較的軽症~中等症のうつ病では、
- 長時間眠る
- 昼寝が増える
- 朝起きられない
といった症状が目立つことがあります。
過眠とは?
過眠とは、
単に睡眠時間が長いだけではなく、
- 10~12時間以上寝る
- 昼間も眠い
- 寝ても疲れが取れない
状態を指します。
特徴的なのは、
「十分寝たはずなのに回復感がない」
ことです。
なぜうつ病で過眠が起こるのか?
脳の活動低下
うつ病では、
- 意欲
- 集中力
- 活動性
に関わる脳機能が低下します。
その結果、
身体が常にエネルギー不足のような状態になり、
眠気やだるさが強くなります。
セロトニンと睡眠リズムの乱れ
セロトニン は、
気分だけでなく睡眠リズムにも関与しています。
うつ病では、
- 昼夜逆転
- 朝起きられない
- 日中の眠気
が起こりやすくなります。
「眠い」のではなく「動けない」
患者さんの中には、
「眠いというより起き上がれない」
と表現する方もいます。
これは、
- 強い疲労感
- 意欲低下
- 精神的エネルギー低下
によるものです。
非定型うつ病で目立つ過眠
非定型うつ病
非定型うつ病では、
- 過眠
- 過食
- 体重増加
が特徴としてみられます。
一般的なうつ病の
- 不眠
- 食欲低下
とは逆の症状が出ることがあります。
過眠以外にこんな症状はありませんか?
次の症状を伴う場合は、
うつ病の可能性があります。
- 気分の落ち込み
- 興味や楽しみの喪失
- 疲れやすい
- 集中できない
- 自分を責める
- 食欲変化
他の病気との区別も重要
過眠はうつ病だけでなく、
- 睡眠時無呼吸症候群
- ナルコレプシー
- 甲状腺機能低下症
などでも起こります。
そのため、
長く続く場合は医療機関での評価が大切です。
改善のためにできること
朝の光を浴びる
体内時計を整えるため、
起床後はカーテンを開けて光を浴びましょう。
軽い運動
ウォーキングなどの軽い運動は、
眠気の改善や気分の回復に役立ちます。
適切な治療
うつ病が背景にある場合、
- 休養
- 精神療法
- 薬物療法
によって過眠も改善することがあります。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| うつ病で過眠は起こる? | 起こる |
| 特徴 | 長時間寝ても疲れが取れない |
| よくみられるタイプ | 非定型うつ病 |
| 関係する要因 | 脳機能低下、睡眠リズムの乱れ |
| 対策 | 朝の光、運動、適切な治療 |
「寝ても寝ても眠い」「休日は半日以上寝てしまう」「朝どうしても起きられない」といった症状は、単なる怠けではなく、うつ病のサインであることがあります。
特に気分の落ち込みや意欲低下を伴う場合は、早めに専門医へ相談することが大切です。


