とても実務的で大事なポイントです。
初診や再診での伝え方ひとつで、見立てがズレることは実際にあります。
ここでは、親がつい言いがちだが避けた方がいいNGワードを、理由と“言い換え例”付きで整理します。
① 「怠けているだけです」
❌ NG理由
👉 医師の視点が**“性格・根性”寄りに引っ張られる**
✅ 言い換え
- 「やる気がなさそうに見えますが、実際は動けない様子です」
- 「以前できていたことができなくなっています」
👉 ポイント
評価ではなく“変化”を伝える
② 「この子は○○な性格です」
❌ NG理由
👉 先入観で発達・うつ・不安の見立てが曖昧になる
✅ 言い換え
- 「小さい頃から人前が苦手でした」
- 「ここ半年で急に変わりました」
👉 ポイント
性格ではなく“経過”
③ 「学校に行けば治ると思います」
❌ NG理由
👉 医師が環境要因を軽視する可能性
✅ 言い換え
- 「学校に行こうとすると強い不安が出ます」
- 「行こうとすると体調が悪くなります」
👉 ポイント
結果ではなく“過程”を伝える
④ 「ネットで調べたら○○だと思います」
❌ NG理由
👉 医師が診断バイアスを受ける
✅ 言い換え
- 「○○のようにも見えるのですがどう思われますか?」
- 「こういう症状が気になっています」
👉 ポイント
結論ではなく“疑問”として出す
⑤ 「とにかく普通に戻してほしい」
❌ NG理由
👉 医師が現実的でないゴール設定をしにくくなる
✅ 言い換え
- 「まずは生活が安定することを目標にしたいです」
- 「できることから回復させたいです」
👉 ポイント
短期目標を共有
⑥ 「この子は大丈夫です(軽いです)」
❌ NG理由
👉 症状が過小評価される
✅ 言い換え
- 「軽そうに見える日もありますが、こういう困りごとがあります」
- 「波があります」
👉 ポイント
良い面も悪い面も両方伝える
⑦ まとめ(これだけ意識すればOK)
👉 NGの共通点
- 評価(怠け・性格)
- 決めつけ(診断)
- 理想(普通に戻す)
👉 OKの共通点
- 具体的な事実
- 時系列(いつから)
- 状況(どこで・どれくらい)
⑧ 一番大事な本質
👉 医師が欲しいのは
「正しい答え」ではなく「正確な情報」


